【目次】
ようこそ
人類の歩む「理性」という道
「閉じた頭」と「開けた頭」
有限性から無限性へ
葛藤の正体
確率の嘘
自然界は弱肉強食か
競争原理という人類史最大の嘘
新しい世界
「競争」という自然の摂理とも捉えられている人類の歴史に深く根差した「原理」が、実はこの世界の根本的な「原理」ではなく、私たちが後天的に採用した「概念」に過ぎないことを明らかにしようと試みます。
そして人類を数千年に渡って支配し、文明の発展を急き立ててきた「競争」という呪縛から解き放って、新しい時代に相応しい在り方を考えてみようという大胆な挑戦を、本書の使命としています。
Which path will you take?
人類は文明の転換をできるのか?
または自滅の道を突き進むのか?
cocoro-odoru.ya
かつて別れた道が、ふたたび交わることってあるのでしょうか?
赤く色づいたカエデの落ち葉がつくるふかふかの道を、行きなれたバニュー墓地への小道を、きょうは誰と行き、誰と出会うのでしょうか。
そしてかつての秘密が、明日へと導く光のように変わるなんて。
[ カエデの葉束 ] 他、4作品。
五つの小さな物語のアンソロジー。
私は頭をソファに預け グラスを持ったまま項垂れている
部屋の壁を染めた 死ぬ間際の太陽と
その影がつくる煩わしいほどの陰影
虚ろな目で酒を煽ると 私はノートをとって書きなぐる
外からは 子供たちの声が聞こえ いつのまにか過ぎ去っている
気がつけば 手元も見えないほどに薄暗く
私は書きなぐった 詩の一枚を破って丸め
闇の深淵へと投げ捨てた
スケボーしながらラップをつくる、三人の男の子たち。
でも彼らのカラダの奥から、魂の滲んだ言葉がでてこない。
平和な日常のつづく日本の生活に、渇望する何かのない生活に、惰性と、なかば諦めの日々。
そんな三人が、虐げられ、心の奥底からの言葉に溢れながら、それを堰き止めて生きてきたオバちゃんと出会う。
オバちゃんの魂からの言葉の羅列が、三人のサウンドに乗ったとき!
2006年 3月 作品。